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偏見を持たなくなる

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このサイトに記載されている内容を順に実践していくと、偏見を持たなくなります。

何故かと言えば。
「偏見を持つ」より、その「偏見を捨てる」ことのほうが労力を使う、ということを経験的に知るからです。

通常、偏見を持つことで、それ以上深く考えずに済み、また、対象者と接する機会を減らすこともできるため、自分がこれまで構築してきた常識を壊す必要もありません。

例えば、「殺人者はすべからく悪人であり、善意を持たない」という偏見を持っていたとします。
この場合、刑務所から出さないという判断をすることで、深く考えることはありません。
一般の人にとって「偏見を持つ」ことは極めて楽な選択です。

しかし、やむにやまれぬ事情によって、殺人を犯す人もいます。

いい人だと思って接していた人が、前科を持っていることだってあります。
そのことに気づくと、それまで平穏だった生活が一変します。

「いい人」なのに「善意を持たない」という矛盾が不快感に結びつくからです。
これは心理学的には「認知的不協和」という状態にあたるのだと思います。

こういう状況に陥ると人は、だいたい「自分の偏見を捨てる」か「偏見で自分の印象を上書き」します。
そして、多くの人は後者を選択します。
つまり「いい人だと騙されていた。本当は悪い人だ」と考えるようになります。

しかし、このサイトの内容を実行してしている人は、偏見を捨てることになるでしょう。
何故なら、今回うまくいったからと言って、次もうまくいくとは限らないからです。
偏見を手放し、「殺人を犯した人にはいい人も悪い人もいる」と考えるようになるのです。

ちょっと分かりにくい話かもしれませんが。
常識(ルール)を変えていく作業を続けていくと、そういう結論に達するはずです。

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