質問

自分の責任で生きるってどういうこと?

投稿日:

Q.自分の責任で生きるってどういうこと?

自分の責任で生きるってどういうことですか?
そうしないといけないんですか?

A.自分の言動すべての結果を、自分で引き受けるということです。

この質問を受けて、ハッとしました。
その裏側にある
「私は自分の責任で生きていないということですか?それも納得できないけど、変わらないとダメなんですか?」
という質問(レトリカルクエスチョン)に気づいたからです。

自分の責任で生きていなかった頃の自分に、同じことを伝えたら、同じリアクションをしていただろうなと思いました。
説明不足であると、確信しました。
なので、もう少し詳しくお伝えします。

私が、自分の責任で生きはじめたのは、様々な可能性を探っていた中で「起業するしかない」という結論に達した時からでした。
起業すること自体は簡単です。手続きを始めればすぐにでもできます。
しかし、起業し、事業を安定させ、生活を安定させるほどの収入を得ることを考えると、相当に高いハードルがあることに気づきました。
この瞬間から、自分の責任を痛烈に意識し始めました。

実際に、自営で働いている方には、自分の責任を意識されている方が多いです。
逆に言うと会社勤めをしている方では、自分の責任を意識されている方は少ないでしょう。
理由は簡単です。責任の範囲が狭いからです。

仕事で失敗しても、給料は出ます。
しかし、自営の場合、仕事で失敗しては給料が出ないことがあります。
それどころか借金を抱えることもあります。

「自営業を営む」ということの責任の範囲の広さが、自分の人生の責任を取ることと、ほとんどイコールになるからです。
人を雇えば、その人やその人の家族の生活まで責任を負うことになります。
(大企業の社長でも、そこまで考えていない人もいるでしょう。)

これを頭で理解するのは、簡単です。
しかし、心で理解した時に初めて、その責任の重さに気づきます。

失敗したくないという気持ちはきっと、どこかに吹き飛んでしまいます。
失敗するなら小さく失敗しよう。たくさん経験を積んで、大きな問題の時に成功できるように準備をしよう。
そう考えるはずです。

「失敗するな!」などという小さな考え方に囚われているようでは、自分の責任で生きていないのだろうと想像できます。

ツラいです。
怖いです。
でも、やりたいことを自分の責任でやる。
その面白さがあります。

自営業をしないと「自分の責任で生きる」ことができないわけではないですが。
自営業というのは、一つのキーワードになるように思います。

 

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