投稿日:2017年2月28日  更新日:

コントロールドラマ

「コントロールドラマ」とは聞きなれない言葉です。
これは、心理学用語というわけではなく、スピリチュアル本の源流と言われている『聖なる予言』に登場する考え方です。
(冒険小説のカタチをとっているのですが、アドラー心理学や交流分析に近しい考え方が描かれています。)

他者をコントロール(支配)し、意図した通りに行動させるために演じるドラマのことを「コントロールドラマ」と呼んでいます。
内容を聞けば、意外と思い当たる節があるのではないかと思います。

各ドラマの根底には、劣等感があるのが見て取れると思います。

脅迫者

相手に対し、威圧的な言動で接します。
これにより、相手は恐怖を覚え、行動が限定されます。
相手は脅迫者に注目せざるを得ない状況になります。

被害者

あなたのせいで私はこんなにつらい目に合っている、と思い込ませます。
罪の意識を植え付け、それにより罪滅ぼしの為の行動をさせます。
定期的に罪滅ぼしをさせることにより、被害者に注目することになります。

尋問者

質問攻めにすることで、相手の言動の非をあぶり出します。
自分の言動に自信をなくさせることで、行動を委縮させます。
尋問者の目線を気にして行動するようになります。

傍観者

自分からアクションを起こさず、曖昧な態度を取ります。
周りが勝手にあらゆる手段で行動してくれます。
つまり、傍観者に注目をしながら行動することになります。

各ドラマの関係性

下記のように対応しています。
脅迫者⇔被害者
尋問者⇔傍観者

親が脅迫者になると、子は被害者になりやすいそうです。
そうやって、交互にドラマを演じ続けるループから抜け出せなくなっていくそうです。

いかがだったでしょうか?
思い当たる節があるのではないでしょうか。
これらドラマの根底には、相手を思い通りにコントロールしたいという気持ちがあります。
裏を返せば、思い通りにならなかった場合の不安や恐怖があります。
恐怖に支配されている限り、コントロールドラマから抜け出せません。

ちなみに、私は全部のドラマを演じていた経験があります。
家族がそれぞれのドラマを演じていたので、身についてしまったようです。

今はすべてのドラマを放棄できています。