劣等感を持っているだけなら、実はたいしたことないのですが。
劣等感を解消するための行動が副作用として表出します。
これが厄介なのです。
- 自分を卑下する
- 相手を卑下する
- 相手に卑下されている気持ちになる
- 自分より劣っている人間を探す
- 知識や経験などを基にし、順位付け(マウンティング)を行う
- ことさら努力をする
最後の「ことさら努力をする」は、いい副作用なのではないかと思った人もいるかもしれません。
しかし、そうとも言い切れません。
「力み過ぎる」と言ってもいいのかもしれません。
100 の力を出せばちょうどいいのに、110、120 の力を出して、それがちょうどいいと思ってしまうのです。
結果として、機械や物品、人間関係などを壊してしまうことだってあります。
もちろん、気づかない程度の誤差。101 や 102 くらいの場合もあります。
そういう人は、劣等感が薄いか。あるいは、何度もチャレンジして微調整をしてきたのでしょう。
そういった微調整ができるならば、大した問題ではないのかもしれません。
しかし、劣等感が強くなれば強くなるほど、微調整ができなくなるのです。
もういっそのこと、劣等感を手放してしまいましょう。
他人の劣等感に付き合うのをやめてしまいましょう。
ここまで理解できた人ならば、意外と簡単にできるはずです。
「あぁ、この言動の根底には ”劣等感” があるんだな」と気づけるはずです。
人と比べてできた、できないを競ってもしょうがない。
今はできないだけ。
そう思えばいいだけなんです。